令和6年3月9日

輪島塗の稲忠、再始動いたします。
お店は現在も写真のような状態で、
自分自身も二か月以上何もできない状態が続いておりましたが、一歩を踏み出したいと思います。

マリンメッセ福岡にて全国陶磁器フェアに参加します。
会場 マリンメッセ福岡A館
期間 3月20日~24日
時間 10時~17時

お問い合わせ先

0768-22-3300
0768-22-2300
転送になっておりますので電話は通じます。

メール
info@inachu.jp

お知らせ

この度の能登半島地震をうけて、
大変多くのご心配のお電話、メールを頂き、まことにありがとうございます。

輪島塗の稲忠のお店は、全壊いたしました。

お問い合わせのお電話がつながるのは、転送電話になっているからでございます。

ホームページのご案内が遅れたのは、道路が土砂崩れで寸断され、わたくしが孤立状態になっていたためでございます。

まずはご報告させて頂きます。


色々な気持ちや現状を,
後程まとめてこちらにご報告させていただきます。


1月18日追記

土砂崩れによって孤立し、稲忠本店の店の被害状況もわからず、街の様子もわからない状態の中で、輪島塗の稲忠を支えて頂いている皆様からの励ましやご心配のお電話やメール等でのお言葉で、自分達は心丈夫になれました。

心より感謝を申し上げます。

自らも危険な任務でありながら被災者を救済する自衛隊の皆様、自らも被災しながら混乱が起きないように地域ごとに取りまとめをしている行政の皆様、インフラを修復し避難を助ける建設土木業界の皆様、犯罪が起きないように見守り、交通が混乱しないように倒壊しそうな建物のそばで交通整理を行う警察の方、地域の同じく孤立状態の皆様、多くの皆様に助けて頂き、12日間に及ぶ孤立状態の車中泊生活を終え、避難をさせて頂き、この文章を書いております。

言い出したらきりがありませんが、それぞれの役割を、このような大災害を被災しながら行う、すべての皆様に感謝と御礼を申し上げます。

輪島塗の稲忠は、創業者の稲垣忠右エ門が、愛知県豊田市から移住をしてはじまりました。創業者の忠右エ門の時代は、戦争がありました。水害で3度もお店の1階部分が水に浸かったとも聞いております。

先代の稲垣民夫の時代は、輪島一の社員数をかかえながら、2007年の能登半島地震をうけて、グループ施設の修繕だけでも莫大な費用がかかり、観光のお客様もゼロ状態が続き、それでも誰一人解雇をせず困難をのりこえました。

三代目の私の時代は今回の能登半島地震です。

昨年改修工事をすべて終えたお店が全壊し、自宅も半壊以上で住めない状態です。

このような状態でも、全国のお得意先からのお電話やメールで、住まいのお申し出、生活再建やお店再建のご協力のお申し出、家族や親せきのような温かいお申し出に涙しました。このご縁も輪島塗の稲忠を通じて頂きました。

私は、輪島塗の稲忠を再建し看板を守り続ける気持ちでおります。

ご縁を頂いた皆様たちに、輪島の稲忠本店にお越しくださいませと、またお話しできるように、頑張っていきたいと思います。

稲忠として店を構え95周年目になります。

創業者の稲垣忠右エ門は、「忠」という字が好きだったそうです。

忠義という意味ではなく、心に偽りがない、真心を尽くして務めをはたすことという意味です。

ご縁を頂きました皆様に、「稲忠」の名前に恥じぬよう、しっかりと復興して御返しできるように頑張ることが自分の使命と思っております。

頑張ります


輪島塗の稲忠

代表 稲垣充治 拝


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inachujapan





商品に関するお問い合わせや、修理のご相談などございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。

電話番号 0768-22-2300・0768-22-3300(営業時間午前10:00~午後5:00)

メール  info@inachu.jp
※問い合わせフォームの【注文ID】とは、商品注文後に送信される【購入完了メール】に記載されている16桁の英数字です。
修理等のお問合せの場合は、空白でかまいません。

新着情報

コンベックス岡山にて、展示会を行います。
無料入場チケットをご希望の方はお問い合わせ頂けたらと存じます。


会期
12月7日~11日まで
会場
コンベックス岡山
会場住所
岡山市北区大内田675

輪島塗の稲忠 information

塗商五十年
ー稲垣忠右ェ門の歩んだ道ー

漆芸の至宝 玉虫蒔絵
輪島塗の稲忠が誇る漆芸最高作品

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